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目次
お肌は大きく分けて3つの層から構成されます。
表面は上から順番に表皮、真皮、そして一番奥が皮下組織と名前がついています。それぞれの層について特徴をご説明します。
お肌の構造を知っていると、最適な肌のケアに必要なことが分かっていきます。
日常生活で対策できることもありますので、参考にしてみて下さい。
わずか約0.2ミリの厚みで、外界に直接さらされている部分です。
表皮はさらに皮脂膜で覆われた角質層、その下が肌細胞の層となっております。
角質層は、外部の異物や水を侵入させないバリア機能を持っています。
皮脂膜、角質細胞に含まれるNMF (天然保湿因子) やセラミド物質が、肌の水分を留めるバリア機能も担っております。
肌細胞の層は上から、顆粒層、有棘層、一番下が基底層となっており、基底層でつくられた肌細胞は、新陳代謝とともに成長を続け、少しずつ表面に向かって移動していき、役目を終えると最後は剥がれ落ちます。
この肌細胞が生まれてから、最終的に剥がれ落ちるまでのことを、ターンオーバー (皮膚の新陳代謝)と言います。
ターンオーバーには周期があり、20代の健康な方は約28日といわれていますが、年齢とともに、基礎代謝が低下するため周期は長くなり、30~40代くらいになると約45日、60代以降は約100日とも言われています。
表皮の下に存在し、美しく見える肌に重要なお肌の土台をつくる線維芽細胞と呼ばれる細胞が、コラーゲンやエラスチンを生成し、肌のハリや弾力を保つ上で重要な役割を担っています。
お肌の治療は、この真皮層がターゲットとなることが多いです。
これらの繊維状の構造は、年齢変化や紫外線の影響により徐々に失われていき、たるみやしわといった現象の原因となります。
他には、毛と皮脂をつくる毛包、毛包に栄養を送る毛細血管、汗を作る汗腺などが存在します。
毛穴から分泌される皮脂と、汗腺からの発汗によって、老廃物を皮膚から排出しています。
真皮の下にある層で、皮下脂肪として蓄えられた脂肪が、外界からの物理的な衝撃を吸収することでクッション材となり、身体全体を守っています。
また、身体のエネルギー源の貯蔵や外界の温度変化から体を守る働き (断熱材)としての役割もあります。
生まれたてのみずみずしい肌細胞が1カ月程度で代謝してくれれば、良い肌の状態を保つことが出来ます。
表皮の一番上は、皮脂膜と角質によるバリア機能があると先にお話してきました。
角質細胞の主成分は、ケラチンというたんぱく質です。細胞の外に分泌されたセラミドという保湿因子は、水と脂の層が重なったラメラ層の構造をしており、通常どんなに乾燥した環境でも、ある程度の量の水分を保てるようになっております。
ターンオーバーが長くなり、肌細胞が皮膚内に長く留まってしまうと、このバリア機能の低下が起こります。肌の水分が蒸発しやすくなるとともに、セラミドなどの保湿物質が減少し、潤いを失っていきます。そのため、年齢が進むと乾燥肌は避けることが出来ません。
もともとの体質や、何らかの原因で角質層が傷つきお肌が敏感になった状態でも、バリア機能の低下によって乾燥肌となってしまいます。
シミやそばかすの原因に、メラニン色素が関係します。
紫外線を浴びた皮膚は、表皮の一番下にあるメラノサイトという細胞からメラニン色素を出し、表皮の下にある真皮に紫外線の影響がいかないようにブロックします。
紫外線は肌細胞を破壊するだけでなく、皮膚がんにまで悪化させてしまうほど、肌に有害なパワーを持つためです。
紫外線からの防御反応として分泌されたメラニン色素のまわりで、有害な活性酸素が発生することで、お肌の油分と水分が酸化してしまいシミやそばかすができます。
ターンオーバーで排出されにくいため、自然に消えないことが一般的で、シミ・そばかすとして目立ってしまいます。
ニキビは、毛包(毛穴の奥の毛根を包んでいる部分)の、角栓による詰まりから始まります。
角栓とは、皮脂と不要になった角質細胞や汚れが混ざったものです。
角栓で塞がれた毛包は、皮脂の行き場を失い、結果として毛包内の皮脂が過剰な状態となります。その結果、皮脂が詰まり毛包内は酸素が欠乏した酸欠状態となります。
皮膚には約20~30種類の常在菌が存在し、その中にニキビの原因を作るアクネ菌があります。皮脂を栄養とし酸欠環境を好むため、塞がれた毛包内で増殖します。
毛包内で炎症が起こり、内部に膿がたっまったり (白ニキビ)、赤く腫れあがったり (赤ニキビ)、毛穴の奥が塞がって大きくなってしまうため、一度治っても、同じ場所に繰り返しやすくなります。
ニキビは皮脂分泌の活発な思春期では多くの方が経験されますが、ホルモンバランスの影響から大人になってから悩まれる方も意外と多いです。
女性において、生理前に分泌される黄体ホルモンが皮脂分泌を増やす作用があるため、生理周期に連動して、周期的にニキビのできやすい状態になります。
また、ストレスを感じると免疫力が低下し、肌の常在菌のバランスが崩れてアクネ桿菌が繁殖してニキビができることもあります。
くすみの主な原因は、ターンオーバーの周期が乱れることで、角質が厚く留まってしまうことです。
肌の表面は、ごわついて乾燥するため、肌に光が反射したときに、肌色を暗く見せてしまいます。
睡眠不足によって顔の肌が血行不良になり、くすんで見える原因にもなります。
紫外線の影響でシミやそばかすができていると、より一層お肌はくすんで見えてしまいます。
規則正しい生活とは、睡眠時間の確保、肌荒れを起こさない食事、心身のストレスをためないこの3点がよく定義されるのではないかと思います。
眠っている間に、お肌や、体の機能は回復しようと働きます。日常の生命活動が行われない、睡眠中が鍵となります。
必要な睡眠時間は個人差がありますが、お肌の治療期間は、普段より十分な睡眠時間を確保するようにして下さい。
お肌に現れるトラブルは、内臓の健康病態のバロメーターともいわれております。
実際に、胃や大腸の病気のサインとして、シミや湿疹ができることがあります。
内臓は病気の初めはつらい症状がなかったり、急激に進んだシミや湿疹で発見される病気があります。
このように、皮膚の見た目の変化が、内臓の不調と関連することは多いため、内臓に良い食事として、腸の常在菌のバランスを整える食事が有効です。
コンビニやスーパーなどの食品は、食品添加物や風味をよくするための過剰な糖分などが含まれている場合があります。これらを長期間にわたり摂取することで、身体には負担になってしまいます。できるだけ自炊をし、バランスの良い食生活を心掛けましょう。
また、糖尿病になりやすい性質がありますので、お肌のたんぱく質を劣化させる過剰な糖分にも注意が必要になってきます。
心と身体がストレスを感じることもお肌への影響があります。
人間の体も心も対応困難な負担がかかると、なんとかやり過ごそうとストレスを感じたときに分泌される過剰なアドレナリンやステロイドホルモンが沢山分泌されます。体の正常な防御反応ですが、これによって血糖値が上がりやすくなったり、お肌ではシミができやすくなったりします。
心身のストレスにつながりそうなことは、お肌の治療中は避けていただけるようにお手伝いできそうなことは何でもご相談ください。
紫外線がお肌のダメージにつながることは、ご存じの方が多いと思います。
紫外線を浴びると、お肌のDNAにダメージを与えます。健康なお肌では、ダメージを最小限にしようとシミやそばかす、ホクロなどの色素を作って、皮膚がんなどの皮膚の病気からある程度守ってくれる働きがあります。
これはお体の正常な防御反応ですが、結果としてシミなどの見た目のトラブルができてしまいます。
また、日焼け直後は、お肌が軽いやけどをした状態ですので、角質層から水分が奪われ乾燥した状態になります。乾燥状態が長引くと、お肌の表面にあるお肌を守っているバリア機能が弱まり、様々な肌トラブルの原因となってしまいます。
健康で綺麗に見えるお肌のために、外出の際は長時間の紫外線を避ける、日焼け止めを使用するなど、生活の範囲内で継続可能な習慣を続けて下さい。
太陽光線から降り注ぐ紫外線量は、春先~夏場にかけて最も多いですが、季節に関係せず対策されることが理想的です。
お肌の状態によって、適切なスキンケアは異なりますが、スキンケアの基本は保湿と言われています。肌が乾燥しているとバリア機能が低下し、肌荒れなどの肌トラブルが起きやすくなります。化粧水で肌をなめらかにし、美容液で美容成分を取り入れた後は、保湿クリームなどでしっかりと蓋をしましょう。
また、スキンケアの際に強く擦ったり、触りすぎてしまうと角質層を傷つけ、乾燥につながるため、クレンジングや洗顔の際は、優しくなでるように洗いましょう。
市場には、とても沢山のスキンケア用品が販売されており、ご自身で相性の良い化粧品を見極めるのは、時間や費用がかかりなかなか大変かと思われます。
スタッフが使用し、効果を確認できたスキンケアを提案させて頂くことがあります。
【ピコレーザー】https://asc-biyoclinic.com/treatment/pico-laser/
【ライムライト(光治療)】https://asc-biyoclinic.com/treatment/limelight/
【マッサージピール】https://asc-biyoclinic.com/treatment/massage_peel/
【リバースピール】https://asc-biyoclinic.com/treatment/rebirth_peel/
【サリチル酸マクロゴールピーリング】https://asc-biyoclinic.com/treatment/salicylisanmacrogoal_peel/
【水光注射】https://asc-biyoclinic.com/treatment/suikou/
医師
企業産業医活動に従事し、予防医学にも力を入れる。
内科と予防医学の知識を活かし美容皮膚科・美容内科の診察を行なっています。
岩手医科大・医学部医学科 卒業 |
静岡県内病院にて臨床研修修了 |
静岡県内の透析病院に勤務。一般内科・人工透析等に従事 |
アスク美容クリニック銀座 非常勤医師 |
シミ取り効果を実感できるピコスポットですが、施術を受けたのにシミが消えない原因や後悔しない方法を解説しておりますので、気になる方はご覧ください!
詳しくはこちら→『身体をサビ付かせない』、『老化から守る』という強力な抗酸化作用とメラニン生成抑制作用を持っているトリペプチドを主成分とする白玉点滴。
ご興味ある方は、ぜひご覧ください!
「 コラーゲンピール 」と呼ばれることもある「マッサージピール」について解説しています。
マッサージピールはお肌にやさしく作用しコラーゲン生成を活性化することができる特徴があります。
気になる方はぜひご覧ください!
銀座の中でもアクセスしやすい立地がポイントです
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